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株式会社enBright 代表取締役社長 法田 貴之さんにMy Compass Session【人生の羅針盤】についてインタビューさせていただきました。
法田 貴之さんのMy Compass【人生の羅針盤】はこちら
My Compass【人生の羅針盤】
<人生の目的>
勇気を持って本心を分かち合うことで、人生で成し遂げたいことに気づき、お互いに力付き、活気がみなぎり、自分らしく行動できるようになる
<行動指針>
○ 自で生きる
自分の醜さを愛し傷つくことを恐れず、相手に踏み込み本心から伝える
○ 両極を意識する
矛盾や対立の葛藤を越えて、自分らしさを受け入れる
○ 周りにパワーを与える
自分を強く突き動かす信念、楽しさ、喜びを分かち合う
○ ご縁を紡ぐ
貢献が巡るように影響の輪を広げ、人と人をつないでいく
○ 心から愉しむ
喜怒哀楽の枠を越えて、全力で楽しみを味わう
セッションを受けてからどんなことを感じていましたか?
セッションを受けてから1週間、このMy Compass【人生の羅針盤】を机の上に置いて毎日過ごしていました。この人生の羅針盤を深く読み返すことはないですが、時々気づくと自然と読んでいることに気づきます。そんな時、自分の言葉を違和感なく受け入れている感覚がありました。その中で、気がついたことが2つあります。
1つ目は、行動指針としてあげた “周りにパワーを与える” について改めて言葉の意味に気がつきました。それは
“周りにパワーを与える”
とは
“愛することは応援すること”
この2つの言葉は、私にとって同義語であるということに気がつきました。そして、 “愛すること” は、私にとって “応援すること” であり、私の今までの “愛すること” の固定概念が外れ、私の “愛すること” とは “応援すること” であり、この行動指針の中にすでに含まれていることにということに気がついたのです。
そのことに気が付いたのは、ごえんの法則(著者:小林正観)を読み、 ”5つのえん“ があると知った時です。
その ”5つのえん“ とは、
- 縁(誰にもみな「超能力」がある:投げかけたものが返ってくる など)
- 円(不老長寿の秘訣:お金持ちになる方法 など)
- 援(「愛する」とは「応援する」こと:空海の思想 など)
- 宴(観音様は化身の名人:人生をどれだけ愉しむか など)
- 園(五つの周期:修行の場 など)
です。
私の会社の名前は “株式会社enBright” です。その ”en“ はこの中の一つの”縁“でもあります。
この本を読んだ時、この “5つのえん” の中で、 “援(えん)” という言葉がスッと入ってきました。
この “援” とは、応援するの “援” です。それは、私はいつも応援するという立場で、何があっても味方だよと思い、関わること一番大事であり、相手を力づけることだと思っているからです。
その “援” には “愛すること” も含まれていることが理解できたことで、私の行動指針の一つである
“周りにパワーを与える”
この言葉の大切さを改めて感じました。
2つ目は、私の人生の目的を実現するために大切にしていることに気が付きました。それは、
“力強く人生に意味づけをし、選択して生きる立場に立つことで、人に影響を与えることができる”
そして、その立場を謙虚に受け止め、今を味わい尽くしたい、そんな思いがあることに気がついたのです。これらのことに気が付いたのは、2つの出来事でした。1つ目は、ユーモグラム診断(※)を受けたこと、2つ目は、人生に意味づけすることにこだわりがない方と出会ったことでした。
- ユーモグラム診断とは、人間の幸福度や成人発達段階を可視化する診断方法です。
https://www.eudaimoniauniverse.com
私のユーモグラム診断の結果は、理論運用型で、
“自分のビジョンを形にし、人を導いていく、そして、自分の理論を作り上げていく”
この段階にあることがわかりました。さらに上の意識の段階に進むと、利己から利他に進み自然とこだわりがなくなり、人生の意味づけすることが少なくなっていくと言われています。そして、2つ目にビジョン・ミッション・バリューをつくるあるセミナーで人生に意味づけることにこだわりがない方に出会ったことです。その方との対話の中で、この方は
“自分の人生に意味づけすることは必要ないと捉えている”
のだと思いました。この方ははもしかしたら意識レベルの高い方だったのかもしれません。一方で、私は、人生に意味づけすることから逃れられないと思っていることに気が付きました。それならば人生に意味づけすることを選択し、味わい尽くすことが今の私には大切だと自信を持ってお伝えすることができました。
それもこのMy Compass【人生の羅針盤】を形にしていたからだと思っています。
セッションで印象に残っていることは何ですか?
(※セッションは前半、後半に別れています。前半は、人生の中で良かった経験や苦い経験をコーチングのスキルを使いながらお聞きし、価値観を洗い出します。その価値観は約100個近くになります。後半は、洗い出した価値観をオンラインの場合には、マインドマップで、対面の場合にはポストイットを用いながら整理し、進めて行きます。また約2時間セッションを数日〜1週間以内の間隔をあけて合計4回実施します。)
前半のセッションにて経験を話して価値観を洗い出した後、後半のセッションでマインドマップを使いながら整理していくのですが、本当にまとまるのかという疑問がありました。ただ結果としてマインドマップがあったことで、期間があいても前半で話していた経験を思い出し、その時の感情につながることができました。
また、私は仕事の中でエグゼクティブコーチングを受けていますが、形になるアウトプットを明確にして受けるセッションは初めてでした。このMy Compass【人生の羅針盤】を作りあげるプロセスは、前半はコーチングを受けているような感覚であり、後半はものづくりをしているような感覚でした。後半の時間は、頭の中を絞っていくような感覚で、前半とは全く異なっていました。
それを例えるなら、私の人生の羅針盤のパズルの一つ一つのピースに、楽しみながら私の伝えたいメッセージを入れ込み、組み立てているようでした。それは、潜在的に思い描いていることや無意識にしていたことを言葉のピースで表し、そのピースを人生の羅針盤にはめてみる、形が違えばまた試してみることを繰り返しているようでした。そして、それらのピースがすべて綺麗にはまった時、とても豊かで充実感を感じていたことを思い出します。
セッションを受けてみて一番の気づきは何でしたか?
それは、私が人生の目的を意識するタイミングであったこと、また、この3月に起業したタイミングで形にできたことが良かったと思っています。その良かった点は2つあります。
1つ目は、ずっとあるけど目に見える形にしてこなかった暗黙知を形式知にすることができたことです。それは、日常の生活の中で問われることはなく、やらなくても生活には支障はありません。でも、私はこのタイミングで自分の人生の目的が形式知化されたことは本当に良かったと思っています。
2つ目は、暗黙知が形式知になったことで、自信を持って私が大切にしてきたことを人に伝えられるようになりました。また、迷った時にはこれらの言葉を思い出すことで自信を持った自分に戻り、日々行ったことを振り替えるようになりました。
この短い期間ですが、不思議な経験をしました。それは、人生の羅針盤に書いた言葉に私の行動が力づけられるだけでなく、自分の言葉を見ることで自分自身が力付けられる経験をしました。それを例えるとアーティストが自分の想いを人に届けるために歌詞を書き、作曲し、ステージで自らの歌を歌うことでお客さんを勇気づける、また、時に声援で勇気づけられ、自分の書いた歌詞に勇気づけられる経験をしていることと同じかもしれません。
日常生活の中では、感動する映画やアニメをみて、キャラクターの言葉で励まされたり、アーティストの歌の歌詞で勇気づけられたりします。これらの多くの場合は、誰かの言葉に感動し、勇気づけられることがほとんどだと思います。今回、自分の経験から言葉にし、人生の羅針盤という形にしました。それは、アーティストのように自分の想いを言葉にしたことで、自分の言葉に励まされたのかもしれません。
どんな人に勧めたいですか?
今まで会社の中で上司や仲間の期待に応えてきて、社会的な成功を修めながらも他人軸で生きてきた人におすすめしたいです。私も社会人になってすぐは人生の目的などなく、同期に勝ち、成果を上げて給料を上げていくことを考えていました。今、私は会社を立ち上げ、私の人生の存在について意味づけすることを始めています。私のように会社を立ち上げた経営者、それだけでなくセカンドキャリア、副業や独立を考えているような、やっていくことを自ら決めて行動している人におすすめします。